2018.12.9

「これなら忘れない スマホが「お薬手帳」に」
和歌山県薬剤師会は、薬の履歴を記す「お薬手帳」を電子化したスマートフォン向けアプリ「きのくに電子お薬手帳CARADA(カラダ)」の普及を進めている。アプリには薬の自動登録や家族の情報を一括管理する機能があり、より質の高い医療サービスの提供に役立つという。
国の補助金を活用し、コンテンツ配信事業会社「エムティーアイ」(東京都新宿区)に開発を委託。県内の医療連携システム「青洲リンク」のサーバーを利用し、2016年11月に運用を開始した。
お薬手帳は、薬剤師が患者の服薬履歴や他の薬局で受け取った薬の有無などを把握しより適切な医療サービスを受けるために活用されるもの。紙のお薬手帳だと、手帳を紛失したり持ってくるのを忘れたりして徹底した管理が難しい場合があるという。
スマホ向けのアプリのお薬手帳は、利用がシステムを導入している薬局を「お気に入り」に登録していれば調剤情報が自動で追加される仕組み。家族の調剤情報の管理、病院の処方箋データを事前に薬局に知らせる「調剤予約」といった機能がある。
田辺薬剤師会管内にある保険薬局57店舗のうち、現在27店舗がこのシステムを導入済み。
アプリを利用するには、薬局が管理している「患者番号」の入力や青洲リンクへの参加同意が必要になる。

Yahoo!ニュース より引用