2019.10.2

「ギャンブル依存症320万人」

政府は先月29日、ギャンブル依存症の実態調は20~70歳の1万人を無作為に抽出し、対面で依存症に関して質問する方式で実施。有効回答は4685人、これまでの生涯でギャンブル依存症経験が疑われる人は推計3.6%と中間発表した。国勢調査のデータから計算すると約320万人に上る。最近1年間の推計では約70万人。大半が「パチンコ、パチスロ」でギャンブルの掛け金は月平均5.8万円であった。

今、騒がれている、総合型リゾート施設「IR」整備推進施行によるカジノ解禁に向け、ギャンブル依存症への対応は重要課題だ。

国別では生涯でのギャンブル依存症はオーストラリア(2.4%)、フランス(1.2%)、イタリア(0.4%)、ドイツ(0.2%)であり、日本(3.6%)の依存症が高いのは身近なギャンブル「パチンコ」が原因していると思われる。依存症の場合、自ら依存症と認めないケースも多く、実際にはもっと多いはずである。

ギャンブルは借金を繰り返し、人格まで変わり、家族までも精神的に追い詰め苦しんでいる。そんな家族らが体験を共有し、支え合う自助グループ「ギャマノン」がある。
「ギャマノン」のメンバーは「依存症はギャンブルの事しか考えられなくなる病気」と指摘。性格や職種、学歴に関係なくどんな人でもなる可能性がある。

 

上毛新聞参照