2017.8.30

「Jアラートが鳴った際の避難方法」

昨日朝5時57分頃、北朝鮮が日本列島越えの弾道ミサイル発射を実施しました。それを受け、日本政府は全国瞬時警報システム(Jアラート)を通じて群馬県を含む12の道県の住民に緊急警報を伝達しました。しかし、早朝に突然、警報を受け取ったところで、ミサイルはどのくらいで日本にくるのか、どこへ逃げればいいのか、どうしたらいいのか何もわからない状態の方がほとんどだったのではないでしょうか。ミサイル警報を受け取った場合、どう行動すればよいのでしょうか。各メディアが、政府運営の「国民保護ポータルサイト」に載っている内容を紹介しています。

■Jアラートがなったとき、もし屋外にいる場合は
「近くのできるだけ頑丈な建物や地下に避難する。」「近くに適当な建物がない場合は、物陰に身を隠すか地面に伏せ頭部を守る。」と書かれています。これは、ミサイル着弾時の爆風や破片などによる被害を避けるためです。

■屋内にいる場合は
建物内にいても爆風で壊れた窓ガラスなどで被害を受けないよう、「できるだけ窓から離れ、できれば窓のない部屋へ移動する。」ことが重要です。木造の家にいる場合も同様ですが、すぐに避難できるところに頑丈な建物や地下があれば直ちにそちらに避難します。
■車に乗っている場合は
「車は燃料のガソリンなどに引火するおそれがあります。車を止めて頑丈な建物や地下(地下街、地下駅舎などの地下施設)に避難してください。周囲に避難できる頑丈な建物や地下施設がない場合、車から離れて地面に伏せ、頭部を守ってください。」と書かれています。
高速道路を通行している時など、車から出ると危険な場合には、車を安全な場所に止め、車内で姿勢を低くして、行政からの指示があるまで待機します。
ミサイル避難は、すぐの対応が必要という点で津波の発生時と似ている一方、高台ではなく建物や地下への避難が求められるところが津波とは異なります。津波の時と同様に、「どうせたいしたことはないだろう」と楽観的に思ったり、「どうせ無駄だろう」と必要以上に悲観的になったりして、積極的な避難行動をとらなくなってしまわないことが大切です。些細な行動が生死を分けるのです。
政府が今年に入って各地で実施しているミサイル避難訓練では、警報を受けたらすばやく窓とカーテンを閉めて身を伏せたり、窓のない部屋に入ってしゃがんだ姿勢で頭部を守ったりするよう指導しています。訓練に参加して対処法を体で覚えられればよいのですが、自治体で行っていない場合でも、各自が一度は「国民保護ポータルサイト」を読み、自分でできることを学びましょう。
国民保護ポータルサイトに繰り返し書かれていることは、「落ち着いて行動すること」です。一刻を争う事態のときほど落ち着いて行動するよう心がけたいものです。

引用・参考:内閣官房 国民保護ポータルサイト「弾道ミサイル落下時の行動について」