2017.7.19

「水難事故に気を付けよう」

太陽がギラギラ照りつける暑い夏は、川に海にプールにと、水のレジャーが楽しい季節。自然に触れるレジャーは、楽しみがある半面、自然ならではの危険もあります。アウトドアでの事故を防ぐためには、自然を甘く見ず、危険をきちんと認識し、計画を立てて行動することが大事です。

 

昨年(平成28年)1年間では、起きた水難事故は15の都道県で475件の事故が発生し201人(うち中学生以下は8人)の方が亡くなっています。(行方不明者は8人) ※警察庁の発表データーから。

平成28年に事故の多かった都道県

1.千葉県:72件(33人)

2.神奈川県:62件(23人)

3.北海道:62件(21人)

4.新潟県:55件(25人)

5.茨城県:46件(18人)

 

海での水難を防ぐための注意点

(1)海水浴の際は、危険な場所を確認し、近づかない

(2)健康状態が悪いときやお酒を飲んだときは泳がない

(3)悪天候のときは海に出ない

(4)子供だけでは遊ばせない

(5)ライフジャケットを着用する

 

川での水難を防ぐための注意点

◎川の地形・天気の急変や急激な増水に注意

川などでのレジャーでは、魚とりや釣り、水遊びやボート遊びなどのほかに、河原でのバーベキューなど、必ずしも水に入ることを目的としない楽しみ方もあります。そのような川などのレジャーでも、毎年のように水難が発生しています。特に子供の河川での死者・行方不明者は海の約10倍に達していますので、絶対に一人では遊ばせないようにしましょう。川の状態は、曲がり方、傾斜、川幅、岩の突出などの地形によって、右岸、左岸でも川の流れが違っていたり、川底に深みがあったりするため急に流されたり、深みにはまったりする危険があります。また、上流の天候などによって大きく変化し、安全と思われる場所でも、上流で豪雨などがあると急に増水し、水難につながる危険があります。

 

川の地形を知り、急な増水に備えるために

(1)出掛ける前に天気や川の情報をチェック

(2)危険を示す掲示板、水流が速い・深みがあるところは避ける

(3)河原や中州、川幅の狭いところに注意

(4)天気や川の変化に注意する

 

夏の楽しい思い出を悲しい思い出にしないためにも自然のレジャーを楽しむ際には、さまざまな面に注意し楽しんでいただければと思います。

 

水の事故、山の事故を防いで 海、川、山を安全に楽しむために 政府広報オンライン

水難事故(北海道から関東)事件・事故・災害アーカイブ All Rights Reserved. より引用