寒暖差疲労は、寒暖差の大きい環境にいることで起こります。季節が移り変わる時季で朝夕の気温差が激しい場合や、冷房や暖房がきいた屋内から外に出たときの寒暖差も原因として挙げられます。
体温の上げ下げは、自律神経で調節されます。激しい寒暖差が続くと自律神経のバランスが乱れ、通常よりもストレスが多くなり疲労がたまります。この状態が寒暖差疲労です。
寒暖差疲労の症状には精神的なものと身体的なものがあります。主に、眠れない・イライラ・気分の落ち込み・めまい・肩こり・冷えなどの症状が表れます。
自律神経は体温を調節する役割を担いますが、寒暖差が激しいことで調節するためのエネルギーをより多く消費するため、疲労が蓄積されてしまいます。

寒暖差疲労を起こさない体づくり
生活習慣が乱れていると、自律神経に悪い影響を及ぼす可能性があります。
運動不足のほか、薄着や冷たい飲食が多く冷えを招くような生活習慣は、寒暖差疲労になりやすいと言えます。また、常にエアコンのきいた場所での生活は、外と中の寒暖差が非常に激しく自律神経に疲労を蓄積する恐れがあります

体を温める最適な方法は
首を温める「首温活」が寒暖差疲労には効果的だそうです。
冷えによって首がこわばっていると、内部にある自律神経が圧迫され、スムーズな動きができません。
とくに首や首回りの血流を改善すると、体がほぐされ、自律神経は正常な働きを取り戻します。
首だけでなく手首や足首を含めた「三首」と呼ばれる部分を温めるとさらに効果を発揮します。
首・手首・足首の三首は、血流が集中しています。ここを温めることで、体全体の血流を良くする手助けになるというわけです。
そのためには三首の開いた服装は避け、マフラーやストールでしっかりと首回りの防寒対策をしましょう。
また、手袋をしたときは手首が出ないように心がける、足首が出ない長さのソックスやタイツでしっかりと覆うようにすると効果的です。
入浴はシャワーで済ませず、湯船につかるようにして体を温めましょう。

日中と夜の気温差が激しいと自律神経が乱れやすくなり、これにより寒暖差疲労を招くことになります。自律神経のバランスを整えるには生活習慣の見直しが大切で、とくに冷え対策は重要です。
首・手首・足首の三首を冷やさないようにする「首温活」は寒暖差疲労に効果的なので、ぜひ試してみてください。

(kenko_pita より引用)