「長生きをして、人生を楽しみたい・・」「寝たきりになりたくない・・」と、誰もが願う元気で過ごせる老後。つまり、健康長寿を寿命までどれだけ近づけられるか、その鍵として、いま注目を集めているキーワードが「フレイル対策」。フレイルとは、虚弱を意味し、加齢により筋力や食欲が落ち、ココロとカラダの活力が低下した状態。寝たきりや要介護を防ぐには早い段階でこの「フレイル」に気づき、対策することが大切です。

・認知機能の低下やうつから起きる『精神・心理的フレイル』
・歯や口の衰えから起きる『オーラルフレイル』
・独居や閉じこもりを背景にした『社会的フレイル』

フレイルとは、このような要素が含まれており、高齢者が陥りやすい心身の虚弱を多面的に表した概念。そして、高齢者におけるフレイルの発症率は、70歳代では20%程度、80歳以上になると35%近く。75歳から一気に増加する傾向があります。

フレイルチェック
自分は大丈夫だろうか…と不安に思う方は、まずはフレイルチェックを。
□体重減少
□疲労感
□歩行スピードが遅い(青信号の間に横断歩道を渡りきれない)
□筋力の低下(買い物したものを運ぶのが大変
 瓶のふたやペットボトルのキャップがあけられない など)
□身体活動の低下(人と接する機会が減った 定期的に運動していない など)
3つ以上当てはまる方はフレイルの可能性があり要注意とのこと。

フレイルを予防するために総合的な効果が高いのは、運動といわれています。もちろん運動だけが入口ではないのですが、運動をすることによって筋肉が増え、骨格筋機能も向上します。そうなるとあちこち自分で行けるようになるので、引きこもって孤立するのを避けられます。
それは認知症予防にもとても良いことなのです」とも。ただし、「ケガをしないよう、ストレッチなどを取り入れながら無理のない範囲で行うことが大切です。

また、フレイルには、動けなくなる→孤立する→うつになる→認知機能に問題が生じる→さらに動けなくなるといった具合に、悪循環で症状が進行していく特徴があり、悪循環遮断への期待という面でも、漢方薬も評価されています。
ただ長生きするのではなく、健康で長生きをするために。まずは、今できることから始めてみましょう。そして、始めたら、次は続けていくことを目標に。できるだけ早くから自分のカラダに責任を持ち、セルフケアを続けることが、健康長寿への確かな道です。

(Kracie薬品 より引用)