大腸内視鏡検査前の食事制限について

大腸に便が残っていると検査が不十分となったり、観察できないことがあるため、検査前日は消化の良いものを摂取する。
・食物繊維を多く含むものは食べない:便を大量に作り出してしまう、脂肪分の多いものは大腸に便停滞しやすくなるというデメリットがあるので避ける。
・便秘症の方は食事制限の期間を長くする:検査の2~3日前から(便秘がひどい人は1週間前から)消化の良いものを摂取する。

○食べてよいもの:白米(おかゆ)・食パン・うどん・鶏肉・白身魚・豆腐・卵
○飲んでよいもの:水・お茶・スポーツドリンク
✕食べてはいけないもの:
・野菜類・海藻類・こんにゃく・きのこ類・ゴマ・豆類・脂肪の多いもの→繊維の多く入ったもの、脂っこい物は消化しづらく腸に残ってしまう
・果物(イチゴ・キウイなど)→種が多く腸に残ってしまう
・乳製品→腸壁に付着し検査の妨げになる(鮮明に画像が見られなくなる)
✕飲んではいけないもの:
・乳製品飲料→腸壁に付着し検査の妨げになる
・100%ジュース→野菜や果物のカスが腸壁に付着し検査の妨げになる
・アルコール→腸が動きすぎて観察しにくくなる、出血のリスクにつながる

前日の夕食は控えめにして、20時までには済ませるようにする。検査当日、朝食は絶食。水分は水、お茶など摂取可。