2018.6.25

「毎年6月は「食育月間」」

 

「食育」とは?

近年の「食」をめぐる状況の変化に伴う様々な問題に対処し、その解決を目指した取組が「食育」です。「食育」という考え方自体は明治時代に既に存在していましたが、食育基本法は、改めてその基本理念を定め、「食育」に法的根拠を付与しました。

食育基本法には食育の定義規定は設けられていませんが、その前文において、食育は、生きる上での基本であって、教育の三本の柱である知育、徳育、体育の基礎となるべきものと位置付けられるとともに、様々な経験を通じて、「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てるものとして、食育の推進が求められるとされています。

そして、このような食育の推進に当たっては、健全な食生活の実践としての単なる食生活の改善にとどまらず、食に関する感謝の念と理解を深めることや、伝統のある優れた食文化の継承、地域の特性を生かした食生活に配慮すること等が求められています。

 

なぜ「食育」が必要なのか?

近年の食をめぐる環境の変化の中、生活習慣の乱れからくる糖尿病等の生活習慣病有病者の増加、子どもの朝食欠食、孤食、高齢者の栄養不足、日本型食生活や伝統的食文化の衰退、食料自給率の低迷など様々な問題が生じています。全ての国民が心身の健康を確保し、生涯にわたって生き生きと暮らすことができるようにするために、健全な食生活を実践することができる能力を身につけるための「食育」が重要になっています。

 

「食育月間」は、家庭、学校、地域、職場など社会全体で、国民的な拡がりをもって、食育推進に取り組んでいただくために設けられた、食育の強化月間です。食育月間に合わせて、行政や関係機関・団体が協力し、食育に関連したイベントの開催や、食育関係の情報発信の強化が行われます。食育月間は、国が定めた「食育推進基本計画」により、平成18年から始まったもので、平成23年3月に制定された「第2次食育推進基本計画」の中でも、毎年6月が「食育月間」と定められました。

 

できることから始めよう!こんなことも「食育」につながります!

1.家族や友人と楽しく食卓を囲む

2.自分の食事をチェックし、栄養のバランスを取るよう気をつける

3.1日3食きちんと食べる習慣を身につける

4.感謝の気持ちを込めて「いただきます」「ごちそうさま」のあいさつをする

5.はしの正しい持ち方や、食器の正しい並べ方を身につける

6.庭や鉢植えなどで、野菜を栽培し、料理する

7.買い物の中で、新鮮で安心できる食材の選び方を身につける

 

みなさんも、この「食育月間」を機会に、ぜひ健康な生活の基礎を築く「食育」に取り組んで下さい。

 

毎年6月は食育月間、毎月19日は食育の日です。 | 空知総合振興局産業

群馬県 – 毎年6月は「食育月間」です! より引用