2017.11.24

「湿度不足が与える影響 加湿器を正しく使って乾燥を防ごう!」

冬期は夏季よりも空気中の湿度が低く乾燥します。さらに、暖房をつけることによって室温は上がり、湿度が下がってしまうため、より空気が乾燥します。
湿度不足の問題点:湿度不足により空気が乾燥すると、人の健康や快適性に障害を生じるだけではなく、生産効率の低下や物品の品質劣化など、様々な悪影響を及ぼします。人に与える影響には、風邪やインフルエンザ、美容面(肌や髪の乾燥)などがあります。産業にあたえる影響には、青果物や絵画、古美術品、工場や電算機室があります。物品品質の保持や、機能維持・新鮮維持の為に行う加湿はその目的に応じて適正湿度が変わりますが、私たちが生活をするうえでの適正湿度は、40~60%と言われています。
インフルエンザウイルスは室内の温度にもよりますが、湿度を50%以上にすると激減するといわれています。そのため40~60%の間に湿度を調節することで感染の予防になります。また、湿度が高くなりすぎると、カビ、ダニの発生の原因となり、食品の腐敗や家の柱や建材を分解してしまいます。湿度を上げるためにストーブの上にやかんを置いたり、反対に、湿度を下げるために換気を頻繁に行うなど、自分自身で湿度調節を行うことはできますが、適正湿度を保つことはなかなか難しいものです。適正湿度を保ち、快適な空気環境をつくるためには、加湿器の使用が効果的です。

加湿器の置き方とベストな設置場所
1.床から30㎝以上の高さに設置(理想は1m以上) 2.部屋の中央に設置する 3.換気扇や出入り口付近は避ける 4.窓の近くは結露に要注意 5.エアコンの吸入口付近に設置する
給水タンクに長時間貯めた水は使用しない
長時間タンクに水を貯めていると雑菌や水垢の付着により健康を害する恐れが高くなります。レジオネラ菌が繁殖した場合、飛散した水分を肺に含むことで肺炎などの原因となることもあるため、新生児や高齢者が住居している環境では特に注意が必要です。数日間使用しない日が続く場合は、給水タンクの水を捨てて、長時間貯めた水は使用しないように徹底しましょう。
フィルターの掃除を定期的に行う
水に含まれるミネラル分などがフィルターに付着すると、加湿効果が低下してしまいます。また、フィルターに付着した雑菌が飛散し、衛生的にもよくないので、メンテナンスを定期的に行いましょう。
加湿器を正しく使って、うるおいのある生活を送りましょう。

加湿.net引用