2017.9.2

「秋のダニ対策 念入りに」

ぜんそくやアトピー性皮膚炎などのアレルギー対策に、原因となるダニやカビを増やさない「秋掃除」の効果が注目されている。秋は、夏に繁殖したダニの死骸がたまってアレルゲンとなる。しかも、エアコンや加湿器を使う冬の室内は高温多湿を好むダニやカビにとって増殖しやすい環境。専門家は、秋のうちに掃除をして生息しにくい環境を整えるよう勧める。
ダニは高温多湿を好む。室温20℃~30℃ 湿度60~80%が特に育ちやすい環境で梅雨から夏に最も繁殖しフンを排出。寿命は約3~4ヵ月とされ9.10月の秋にかけて大量に死ぬ。ダニによるアレルギーが秋に目立つのは生きているダニだけでなく死骸やフンで起こる事が多いため。
ダニアレルギーの症状は?
・湿疹…一見すると虫刺されと区別がつかないので非常にわかりにくいのですが、ひどくなる     と皮膚炎を引き起こす怖い症状です。
・鼻炎…花粉症のメカニズムと同じようなアレルギー性鼻炎です。
秋口に風邪も引いていないのに鼻がグズグズするという人は、花粉症かダニアレルギーを疑ってもいいかもしれません

家庭でできるダニ対策の注意点
・床にものを置かないなど掃除しやすい環境を作る。
・フローリングの床は掃除機をかける前にふき掃除をする。
・簡単な掃除をこまめにする。
・カーペットに掃除機をかける際はゆっくり。1平方m当たり20秒目安に。
・窓を開けたり、エアコンの除湿機能を使ったりして湿気を逃がす。
・布団や毛布で洗えるものは水洗いする。
・布団は天日干しでは不十分。パンパンたたくのは死骸やフンをより細かくするので逆効果。

どんなに駆除してもダニはゼロにはできない。アレルギー症状の予防改善にはハウスダストを抑えることが有効。効果的な掃除や手入れでホコリを出さない増やさない室内環境を整えることが大切だそうです。

                        読売新聞より引用