2017.6.21

「高齢者の夏バテ予防」

                                              

夏の熱帯夜が続くと健康な方でも睡眠不足や食欲不振になりがち、まして、基礎体力や免疫力が低くなっている高齢な方の場合は、夏バテの体調不良からそのまま衰弱してしまったり、持病を悪化させてしまうこともありますので特に夏バテ予防が大切です。 夏バテの原因は「水分不足」「消化器系の不調」「自律神経の失調」などが主な原因といわれています。

暑い場所から冷房のきいた部屋への出入りを頻繁に繰り返すと自律神経の調節機能に負担がかかりすぎてしまい、食欲不振や吐き気、めまいなどの体調不良をおこしてしまうのです。エアコンで涼しくすごしやすい環境をつくることも大切ですが、除湿機能を利用するなど室外との温度差を少なくするよう工夫しましょう。

高齢になってくると、暑さ、寒さを感じる感覚が鈍くなってきます。また、汗をかきにくくなってしまい、体に熱がこもってしまいます ノドの渇きに気づく感覚機能が低下したりもしますので普段から水分補給を習慣づけましょう。

夏バテ予防の基本は、十分に休養、睡眠し栄養をとることですが、食欲の落ちる夏場に重要なのは「食事」です。

この時期にとりたいのは、ビタミンB1や質の良いタンパク質です。これらは、疲労回復やエネルギー源として有効な栄養素といわれています。

例えば、豚肉・レバー・枝豆・豆腐・うなぎなどです。

豚肉や豆類はタンパク質も豊富なので、夏バテ防止にも効果が期待できます。夏バテをしてしまった時にもぜひ食べてほしい食品です。暑い時期は簡単に作れて食べやすいメニューがいいです。お豆腐だったらポン酢をかけた冷奴、豚肉を入れたゴーヤチャンプルーなどがお勧めです。レバーにもビタミン・タンパク質が豊富なのでレバニラ炒めなども良いでしょう。

栄養は一度にたくさん摂って蓄積できるものではないので、ゆるく野菜を取り入れる食生活などを心がけ、栄養を効率よく食事に取り入れていきましょう!

一日三食、きちんと食事をとり、消化の良いものを食べて消化器系の負担を少なくするように心がけましょう。

〈毎日の夏バテ予防法〉

□日頃から、昼寝をとれる人は、10〜15分程度とる

□暑い夜は、エアコンを使い快適な睡眠環境で十分な睡眠時間をとる

□冷たい飲み物の過剰摂取を控え、胃腸に負担をかけないように注意する

□バランスのいい食事で、栄養をとり、水分や電解質を摂る

□しっかり睡眠をとる

□のどの渇きを感じる前のこまめな水分補給

□入浴前か後にコップ1杯~2杯の常温水を飲む

□外出先では、温度の変化に備えて上着を1枚用意

□自律神経へ負担がかからないように注意する

 

 

≪豚肉の梅生姜焼きとろろ丼≫

【作り方】

1.玉ねぎは2センチくらいの角切りにする。

Aをあらかじめ混ぜ合わせておく。

オクラは茹でて刻み、

山芋はすりおろしておく。 2.フライパンに菜種油を熱し、

みじん切りにした生姜を炒める。

香りがたったら玉ねぎ、豚肉も入れて炒める。

3.豚肉の赤身が少し残っているくらいで合せて

おいたAを入れ、強火で炒める。

汁気を飛ばすように炒め、全体に照りが出たら

火を止める。

豚肉は加熱しすぎると硬くなるので、

炒めすぎないようにしましょう。

4.器にごはんを盛り、山芋、オクラ、

3の肉などを盛りつけたらできあがり。 濃いめの味付けになっています。とろろやオクラと一緒に召し上がってください。

豚肉は、食べやすいようこま肉を使用します。

玉ねぎもごはんと一緒に食べやすいよう小さめに切りました。

生姜はみじん切りとすりおろしでたっぷり入れ、にんにくで代謝をUPさせます。 こってりしたタレですが、梅干しのさっぱり感も混ざっている上、とろろが入っていますので食べやすいです。

 

夏場の食欲が落ちた時にもおすすめですよ。

 

  ソーシャルメディア・LUXUYS他参照