2018.8.6

 

猛暑で夏バテ蚊?」   

 

「最近蚊を見掛けない」「全然刺されない」。猛暑の影響で今年は蚊が少ないとインターネットなどで話題になっている。蚊の発生状況を定点観測している前橋市によると、今年の捕獲数はいまだゼロ。夏の厄介者も異常な暑さには勝てないようだ。

 

デング熱などの感染症対策のため、前橋保健所は敷島公園で2週間に1度、網を一定時間振る方法で蚊を捕獲している。昨年7月は40~50匹捕れた蚊が、今年7月までの調査で1匹もかかっていないという。担当者は「目視でも飛んでいなそう。このところの暑さが影響しているのではないか」と推測する。

 

7月の前橋の平均気温は平年より3.7度も高く、最高気温が35度以上の猛暑日は16日に上った。県立ぐんま昆虫の森(桐生市)によると、蚊の活動しやすい気温は25~30度程度で、35度を超えると動けなくなるという。

今年は観測史上最も早い6月下旬の梅雨明けし、蚊の幼虫が生息する水たまりが少なったことも、発生を抑えた要因とみられる。

同館の昆虫専門員の金杉孝雄さんは「今年は蚊にとって辛い環境と言える。ただ、冷房が効く室内では活発になるので注意が必要」と指摘する。

 

蚊に刺されないための対策

  • 露出部にまんべんなく虫よけスプレーする。時間とともに効き目が薄れるのでこまめにスプレーする。
  • アウトドアの活動には長袖長ズボンを着用。特に明るい色の服に蚊は寄ってこない。
  • 耳元で「ブーン」と飛ぶ音を聞いたらテレビをつける。温かいテレビに蚊は寄っていく。
  • 蚊が来たら扇風機をつける。蚊の飛行能力は時速4キロメートルでかなり遅いため、扇風機で風を起こせば蚊は寄りつけない。
  • 飲みの残しのビール、炭酸飲料を人のいない所に置いておく。蚊は炭酸ガスを好むのでそちらに寄っていく。
  • 部屋をアロマの香りで満たす。蚊はアロマや酢の匂いが嫌い。
  • 食事を見直す。蚊は酸性の血液を好むので肉類、糖類、脂肪分に偏った食事を避ける。

 上毛新聞記載