鼻水、鼻づまり、くしゃみが続く。その症状、アレルギー性鼻炎(花粉症)かもしれません。

あなたの症状がアレルギー性鼻炎(花粉症)かどうか自分でもチェックしてみましょう。

□透明でさらっとした鼻水が出る
□1週間以上鼻水やくしゃみが持続している
□目 鼻にかゆみを伴う
□1日中くしゃみが止まらないことがある
□熱はあってお微熱程度で高熱はない
□目はかゆく、涙が出ることもある
□においや味がわかりにくいです。

アレルギー性鼻炎(花粉症)は空気中を浮遊する花粉やハウスダストなどの原因物質「アレルゲン」が鼻粘膜に付着することで発症し、風邪とは発症のメカニズムが異なります。

花粉症と風邪の症状は似ているといわれますが、よく比較してみると両者には大きな違いがあります。

アレルギー性鼻炎(花粉症)と風邪を同時に発症してしまったときは、すでに服用している薬がある場合、その旨を医師や薬剤師・登録販売者に相談するようにしましょう。

アレルギー性鼻炎(花粉症)の3大症状とは

症状が似ていることから風邪と間違えられがちなアレルギー性鼻炎(花粉症)ですが、よくみると両者には大きな違いがあります。アレルギー性鼻炎(花粉症)の3大症状を理解して、適切な対応を早めにとるよう心がけたいものです。

早めの対策で花粉症ケアをしよう

花粉が飛散するシーズンの対策として、2つのポイントがあります。

対策ポイント①
天候や時間によって変化する花粉の飛び方をマスターすること。

毎日の花粉の飛散量は、天気や時間帯などの状況によって大きく左右されます。そのため、飛び方をマスターして毎日の花粉情報をチェックすることが大切です。

対策ポイント②
アレルギーの原因を避けること。

花粉症の症状を軽減するためには、自身によるセルフケアが重要です。中でも原因となる花粉を避けることは基本です。簡単なセルフケアとしては、マスクの着用や、帰宅前に花粉をしっかり落とすことが 簡単かつ効果的です。

アレルギー性鼻炎(花粉症)発症の原因とメカニズムとは

アレルギー性鼻炎(花粉症)の主な原因は、抗原抗体反応によるものです。空気中を浮遊しているスギなどの花粉やハウスダストなどのアレルゲン(抗原)が鼻粘膜に付着すると、体内に抗体が作られ、マスト細胞という名の細胞とくっつきます。その後、再びアレルゲンが侵入すると、マスト細胞からヒスタミンなどのアレルギー誘発物質が放出され、ヒスタミン受容体(ヒスタミンを受ける鍵穴)と結合し、鼻水、鼻づまり、くしゃみ等のアレルギー反応を起こします。春の花粉症の原因となるスギやヒノキの花粉は粒子が大きいため、吸い込んでも鼻の粘膜に留まりやすく下気道への影響はそれほどありません。
ところが、秋の花粉症を引き起こすブタクサなどの花粉は粒子が細かく、気管に入り込んでぜんそくのような症状を引き起こすことがあります。また、植物の種類によっても症状はさまざまです。
花粉症は風邪と症状が似ていることもあって、花粉症と気が付かないまま放置されることもありますが、「いつもと違う咳が出る」「ノドがイガイガする」など、気になる症状があるときは、早めに医師に相談しましょう。

花粉症は春のイメージが強いですが、1年を通じて飛散しアレルギー性鼻炎(花粉症)を引き起こしています。特に、公園や市街地など身近な場所に多く生息している植物の花粉が秋の花粉症の原因となっており、全体の約15%の人がこの時期に目や鼻の症状を訴えています。また、スギ花粉症などの方は、秋の花粉症にもかかりやすいので、特に注意が必要です。

引用:https://www.ssp.co.jp/alesion/rhinitis/difference/