2019.2.25

「足や腰にあらわれる痛みやしびれ(坐骨神経痛)」

 

お尻から足の後ろ側にかけてあらわれる痛みやしびれ、麻痺などの症状のことを「坐骨神経痛」といいます。坐骨神経(腰から骨盤、お尻を通って足の指先まで伸びている末梢神経)が圧迫されることや刺激を受けることで生じる“痛み”の症状を総称して坐骨神経痛と呼んでいます。

坐骨神経痛は多くの場合、腰痛に引き続いて起こり、足の痛み(下肢痛)やしびれが起こるだけでなく、麻痺や痛みによる歩行障害を伴うこともあります。

 

坐骨神経痛を起こす原因疾患の主なものとしては、腰部脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニアがあります。その他、帯状疱疹などのウイルス感染症、がんが原因なこともあります。

 

・腰部脊柱管狭窄症とは…50代を超えた中高年者に多くみられます。脊柱管が老化や骨粗鬆症などが原因で狭くなり、脊柱管の中を通っている神経が圧迫されて痛みや痺れといった症状が起こります。

・椎間板ヘルニアとは…脊椎を構成している椎体と椎体の間のクッションの役割をしている椎間板の中のゼリー状の髄核と呼ばれる部分が、脊柱管側にせり出し、その結果、脊柱管の中を通っている神経が圧迫されて、痛みやしびれといった症状が起こります。

 

 

坐骨神経痛の症状は

・腰を動かすと足の痛みが激しくなる・足だけでなく、腰にも痛みがある

・安静にしていても、お尻や足が激しく痛んで眠れない

・体をかがめると痛くて靴下を履けない

・立っていると足が痛んできて、立っていられない などがあらわれます。

坐骨神経痛は、生活習慣を見直すことで予防・改善につながります。 日々の生活では、正しい姿勢を意識する・冷えを防ぐ・肥満に注意する・ストレッチを行う(筋肉のこわばりをなくす)など心がけましょう。また、ダイエットやストレッチなどは決して無理をせず、主治医に相談しながら行いましょう。

                          痛みの情報サイトより引用