2019.02.05

「【体の中から健康美人に】飲むヨーグルトのもたらす効果とは」

 

飲むヨーグルトは、通常のヨーグルトと比べて粘度が低く、液状でさらさらとした口当たりが特徴的です。ストローなどを使って飲むことができるように作られています。通常のヨーグルトは、容器に入れられてから発酵が進められるのに対し、飲むヨーグルトは発酵してから容器に詰められます。この製法は「前発酵」と呼ばれ、通常のヨーグルトでも、果肉や甘味料が添加してあるタイプは、飲むヨーグルトと同様の前発酵で作られています。そのため、飲むヨーグルトと通常のヨーグルトでは製法に差はありますが、乳酸菌の量には大きな差はないと言われています。 このように成分に関しては大きな違いがないため、自分の好みのヨーグルトを選んで摂取してOK。ただし脂肪分は、通常のヨーグルトよりも、飲むヨーグルトのほうが少なめです。飲むヨーグルトのデメリットとしては、多くの製品が、飲みやすくするために糖分が加えられていることがあげられます。

ヨーグルトに期待できる効果は、含まれている乳酸菌によってさまざまにあります。ヨーグルトには整腸作用があると言われており、乳酸菌が腸内の環境を整えることで、お通じの促進に効果を期待できます。もちろん、飲むヨーグルトにも同様の効果があると言われています。

  • 腸内フローラ そもそも腸内フローラとは、乳酸菌など体に良い働きをするといわれる「善玉菌」と、大腸菌など体に悪い働きをする「悪玉菌」、そして時と場合に応じて善玉菌としても悪玉菌としても働く「日和見菌」とのバランスからなっています。腸内フローラの理想は善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2:1:7の割合です。悪玉菌が優勢となり、腸内フローラのバランスが崩れることは、お通じのトラブルなど様々な不調の元になる恐れがあります。腸内環境の悪化が原因の不調には、飲むヨーグルトが大活躍すると言われています。飲むヨーグルトで善玉菌を外部から摂取することは、善玉菌の割合を増やし、腸内フローラのバランス改善効果を期待できます。さらに、腸内フローラのバランスが整うことで、免疫力が向上すると言われています。そのほか、飲むヨーグルトの原料は牛乳であるため、ヨーグルトには乳酸菌の他に、たんぱく質やカルシウム、ビタミン類などの栄養も含まれています。カルシウムが不足すると、骨が弱くなるだけなくイライラしやすくなることもあります。こうした飲むヨーグルトの恩恵を受けるためには、毎日継続して摂取することが大切です。なぜなら乳酸菌は腸内にとどまりにくく、排便とともに体の外に出てしまうという性質があるためです。飲むヨーグルトを毎日飲むことで善玉菌を応援し、腸内フローラのバランスを整えるように心がけましょう。

飲むヨーグルトは、一度に大量に摂取するよりも、少量でも毎日継続して摂取することが大切です。おすすめは朝晩の2回に分けて飲むこと。朝晩各100mlずつを目安とし、一日200mlを目安に摂取しましょう。朝に、飲むヨーグルトを飲むことで、お通じのリズムを整えやすくなると言われています。また就寝前も大事なタイミング。22時〜2時は、腸の働きが活発になる時間帯といわれており、この時間帯に飲むヨーグルトを摂取することで、乳酸菌の働きも活発化すると考えられるのです。 もちろん体質によって、合うタイミングはさまざまです。まずは朝晩試してみて、自分にとってベストなタイミングを探してみましょう。

 

美BEAUTEより引用