2019.1.31

「イチゴに隠された健康効果とは?」

イチゴのビタミンCが冬バテを予防

冬になると寒さが原因で免疫力が低下したり、血管の働きが弱くなってしまいます。このような症状を冬バテと言い、夏バテと比べて、心臓病や心筋梗塞などの深刻な病に繋がりやすいので、注意する必要があります。実はいちごにはそう言った冬バテを予防するパワーがあると言います。

イチゴには一般的な果物の中でもトップクラスのビタミンCが含まれています。冬バテは冬型ビタミン欠乏症とも言われ、寒さを感じた体が温めようとアドレナリンを出し、その際にビタミンB1やビタミンCを使います。それによりビタミン不足を引き起こすことが冬バテに繋がるのです。ビタミンCは私たちの体の中で作りだすことは出来ず、食物から摂取するしか方法がありません。イチゴはそんな不足しがちなビタミンを効率的に補給することが出来るのです。

 

イチゴのアントシアニンで心臓病のリスク軽減

イチゴにはアントシアニンという栄養成分が含まれています。このアントシアニンを含む食材を食べると、心臓病になるリスクが32%も軽減したという検証結果があるそうです。体内の活性酸素はウイルスなどの細菌から体を守る働きがありますが、冬は体内に沢山のウイルスが侵入しやすく、活性酸素が増えすぎてしまうことがあります。活性酸素の暴走により、血管などを傷つけるリスクがあり、心臓病などを引き起こしてしまうのです。傷ついた血管は血の塊ができやすく、心臓トラブルに繋がりやすくなりますが、アントシアニンは血の塊が出来るのを予防する効果があります。

さらに練乳などの脂質と一緒に摂ることで、アントシアニンの吸収率がアップするのでオススメとのこと。

 

正しいイチゴの選び方&食べ方

甘いイチゴの選び方

イチゴはサイズが大きいものほど甘くなります。イチゴは茎を通して栄養や糖分が運ばれますが、根元に近いほど枝が太く、より多くの栄養が流れていきます。また、イチゴの粒々にも注目です。この粒々は果実を守るために発達した花の芯であり、本当に完熟したものは粒々まで赤くなるのだそうです。また、イチゴのヘタはピンと反り返ったものがより新鮮なものになります。イチゴは熟すにつれて糖度が高くなりますが、それと同時にビタミンCの量も増えていきます。

 

ヘタを切り落としてから洗うのはNG

イチゴはヘタの周りによりビタミンCが豊富に含まれています。

ヘタを包丁で切り落としてから水洗いしてしまうと、水溶性であるビタミンCが大量に流れ出てしまいます。正しい食べ方は、ヘタをつけたまま水洗いし、キッチンペーパーで拭きとってからヘタを手で取り除くようにしましょう。

 

イチゴは食べ過ぎても大丈夫

イチゴを毎食のデザートとして2~3粒食べるだけで、ビタミン不足を補うことが出来ます。

甘いのでカロリーを気にする方もいると思いますが、中粒のもので6Kcal程度しかなく、1パック10粒入りのものを食べても60Kcalとヘルシーです。またビタミンCは取り過ぎても体に悪い影響を及ぼすことはないとのことなので、積極的に摂るようにしましょう。

 

キラキラ!たのしい毎日より引用