2018.10.12

「10月の天体イベント☆月のイベントや流星群などもりだくさん!」

 

夜の時間が長くなり、煌々と輝く星空を愛でるのに絶好の季節がやってきました。
10月の天体イベントは「月」に関わる天体イベントや流星群などもりだくさんです。
秋の四辺形(ペガススの四辺形)
秋の星空は目印になるような明るい星はありませんが南の空に注目するといろんな星座を見ることができます。高いところを探すと、4つの2等星が四角く並んでいるのがすぐにわかります。これらがペガスス座の天馬の胴体で、「秋の四辺形」とよばれています。
秋の四辺形は、ほかの秋の星座を探すときの目印にもなっています。秋の四辺形の星ひとつから、北の方角にアンドロメダ座が伸びています。また、四辺形から東の方角には、うお座やおひつじ座が隠れています。
月と土星が接近
10月15日の夕方から、南から南西の空で上弦前の月と土星が接近して見えます。
土星は深夜には沈んでしまうため、なるべく早い時間にご覧ください。月と土星の次回の接近は11月11日です。
月と火星が大接近
10月18日の夕方から深夜にかけて、南から南西の空で上弦過ぎの月と火星が大接近して見えます。7月31日の火星の地球最接近から2か月半。火星は少し暗くなってきましたが、マイナス1等級の赤い輝きは、月がすぐそばにあってもよく目立ちます。
日付が変わるころには沈むため、なるべく早い時間にご覧ください。月と火星の次回の接近は11月16日です。
オリオン座流星群が極大
10月21日の深夜~22日未明にかけて、オリオン座流星群の活動が極大になります。予測極大時刻は22日2時ころ。
満月前の明るい月が22日3時頃まで夜空を照らしているため、極大後の方が流れ星が見やすくなります。空の条件の良いところで1時間あたり15個程度、空が明るいところや視界が開けていないところでは5~10個ほど見えると予想されます。観測される際には、防寒の準備をお忘れなく。

ウエザーニュースより