2018.10.3

「本庶氏ノーベル賞」 

今年のノーベル賞医学生理学賞は体内で異物を攻撃する免疫反応にブレーキをかけるタンパク質を突き止め、がんの免疫治療薬開発に道を開いた本庶佑京都大特別教授が受賞すると発表された。この発見はその後、免疫治療薬「オブジーボ」として実用化された。本庶氏はノーベル賞受賞の発表記者会見で「大変名誉なこと、重い病気から回復して『元気になったのは、あなたのおかげ』と言われると、本当に研究の意味があり、何より嬉しい」と述べた。

ノーベル賞とは         

スウェーデンの科学者アルフレット・ノーベルはダイナマイトを発明した。それまで使

われていた火薬より爆発力は強く、戦争にも使われ沢山の命を奪いました。人々はノー

ベルを巨大な富を得た「死の商人」と呼ぶようになり。ノーベルはそれに報いるために

巨大な富を基金として「人類のために多大なる貢献した人々に基金を分配する」と遺

言に残した。

堀内氏イグノーベル賞

今年のイグノーベル賞は昭和伊南総合病院消化器病センター長の堀内朗氏がイグノーベル賞医学教育賞の部門で受賞され、その論文内容は「座って自分1人で行う大腸内視鏡検査」に対して贈られました。

イグノーベル賞とは

イグノーベル賞とは、1991年に創設された「人々を笑わせ、考えさせる研究」に対して贈られるノーベル賞のパロディー版のことです。

ノーベル賞の創設者「nobel」に否定を表す「ig」を加え「ignobel」で意味は「恥ずべき、不名誉な、不誠実な」にかけた造語です。

全てがパロディーになっているのがイグノーベル賞なのです。ただ、その研究内容には目を見張るものがあり、ただのパロディーでは終わらせることができない賞です。

今までの日本人イグノーベル賞

1999年 化学賞 牧野武氏 (セーフティ探偵社)

「夫のパンツに吹きかけることで浮気を発見できる(Sチェック)スプレー」を開発

2004年 平和賞 井上大祐氏 (会社経営)

「カラオケを発明し、人々が寛容になる新しい手段を提供した」

2014年 物理学賞 馬渕清資氏 (北里大学教授)

「床に置かれたバナナ皮を踏んだ時の摩擦の大きさを測定」

 (ストックホルム共同)