2018.08.29

“笑い”がNK細胞を活性化して 体の免疫力をアップする!

若くて健康な人の体にも1日3000~5000個ものがん細胞が発生しています。

これらのがん細胞や体内に侵入するウイルスなど、体に悪影響を及ぼす物質を退治しているのが、リンパ球の一種であるナチュラルキラー(NK)細胞です。

人間の体内にはNK細胞が50億個もあり、その働きが活発だとがんや感染症にかかりにくくなると言われています。私たちが笑うと、免疫のコントロール機能をつかさどっている間脳に興奮が伝わり、情報伝達物質の神経ペプチドが活発に生産されます。

“笑い”が発端となって作られた”善玉”の神経ペプチドは、血液やリンパ液を通じて体中に流れ出し、NK細胞の表面に付着し、NK細胞を活性化します。その結果、がん細胞やウイルスなどの病気のもとを次々と攻撃するので、免疫力が高まります。

逆に、悲しみやストレスなどマイナスの情報を受け取ると、NK細胞の働きは鈍くなり免疫力もパワーダウンしてしまいます。

                

血行促進や記憶力アップ… “笑い”のプラス効果はいろいろ

(1)脳の働きが活性化:脳の海馬は、笑うとその容量が増えて、記憶力がアップします。

(2)血行促進:思いきり笑ったときの呼吸は、深呼吸や腹式呼吸と同じような状態。体内に酸素がたくさん取り込まれるため、血行がよくなって新陳代謝も活発になります。

(3)自律神経のバランスが整う:通常起きている間は交感神経が優位になっていますが、笑うと副交感神経が優位になるので、交感神経とのスイッチが頻繁に切り替わることになり、自律神経のバランスが整います。

(4)筋力アップ:笑っているときは心拍数や血圧が上がり、呼吸が活発となって酸素の消費量も増え、いわば”内臓の体操”の状態です。大笑いするとお腹や頬が痛くなるように、腹筋、横隔膜、肋間筋、顔の表情筋などをよく動かすので、多少ながら筋力を鍛えることにもなります。

(5)幸福感と鎮痛作用:笑うと脳内ホルモンであるエンドルフィンが分泌されます。この物質は幸福感をもたらすほか、モルヒネの数倍の鎮静作用で痛みを軽減します。

 

NK細胞を元気にする 日ごろの心得

・毎日7~8時間の睡眠をとる。・心身両面の過度なストレスや疲労を避ける。

・心配や不安、悲しみはなるべく短い時間で乗り越える。・憂うつ感が長く続く場合は、早めに専門医に相談する。NK細胞を強くするためには、楽しく笑うだけでなく以下のような方法がおすすめです。

 

○適度な運動を毎日、少なくとも週3回続ける。

○自分の好きなことを見つけて熱中する。

○とくにおもしろいことがなくても、笑顔を心がける。

 

NK細胞の働きが弱い人や基準値の人は、作り笑顔を続けた後にNK細胞が活性化するという実験結果が出ています。”表情はいつも笑顔で”が、免疫力アップに効果的です。

 

笑い”がもたらす 健康効果 | カラダの豆事典より引用