2018.08.21

「どうすれば疲れにくい?疲れ目の予防対策」

最近はパソコンやスマートフォンの利用による目の酷使で、目の疲れを感じやすい環境になっています。疲れ目は放っておくと眼精疲労に進行します。眼精疲労は、酷くなるとイライラや不安などの自律神経症状へ発展することもあります。目の疲れを感じやすい方は、生活習慣の改善をはじめとした予防対策をしておきましょう。

目の健康を守るためには、適度な休息をとることが大切です。十分な睡眠を心がけましょう。厚生労働省がまとめた「健康づくりのための睡眠指針2014」によると、必要な睡眠時間はだいたい6~8時間程度です。熟睡をすると光を感じなくなるため、眼球のリラックスに繋がります。また目のまわりを蒸しタオルなどで温めて休めましょう。温めることによって血行が良くなり、固まっていた眼球まわりの筋肉がほぐれます。温めた後に冷やすと、さらに血行が良くなるので効果的です。

 

パソコン作業時の環境対策として、パソコンを使用することは目に大きな負担をかけます。そこで、できるだけ負担をかけないよう気をつけることによって、疲れ目を予防することができます。目と液晶ディスプレイとの距離を30cm以上離して作業しましょう。また液晶ディスプレイを見る時に、視線が下向きになるような位置に調整してください。作業する時は、膝が直角になり足裏全体が床につくよう姿勢よく座りましょう。パソコン使用中は、まばたきが減るため目が乾きやすくなります。ドライアイにならないように部屋の湿度を調整したり、目薬などでうるおいを保つような対策をとると良いでしょう。

 

疲れ目に効果のある代表的な栄養素に「アントシアニン」が挙げられます。アントシアニンには、疲れ目や視力の低下を予防する可能性があります。その効果は即効性がありますが、24時間後には尿と一緒に排出されてしまうので、毎日摂るよう心がけることが大切です。アントシアニンが豊富に含まれる食べ物はブルーベリー、ぶどう、なすなどです。また「ルテイン」にはパソコンやスマートフォン、テレビなどの画面からでている有害なブルーライトから目を守る効果があります。かぼちゃ、ブロッコリー、ほうれん草などの緑黄色野菜に多く含まれています。

現代人は目を酷使する環境にさらされています。目の疲れを感じる前から日常的に予防対策をして、眼精疲労へのリスクを減らしていくことが大切です

 

      ヘルスケア大学 疲れ目の正しいケア方法より引用