2018.08.08

 

『大切にしたい爪の健康』

爪は「ケラチン」という硬いたんぱく質からできた皮膚の一種です。爪の根元の半月部分にある「爪母(そうぼ)」という細胞によってつくられ、手の爪だと1日に約0.1mm伸びます。爪自体の色は透明ですが、爪の下層の真皮の「爪床(そうしょう)」に分布する毛細血管が透けて見えるため、ふだんはピンク色に見えます。健康な爪は表面がなめらかで、薄いピンク色に見えますが、栄養不良や代謝がよくないときなどは、肌が荒れるのと同じように、爪の成長に影響が出たり、爪床の血液の状態が反映されたりと、爪の色や形に変化が起きます。  爪は体内のたんぱく質が不足するともろくなってしまいます。また、皮膚や粘膜を正常に保つ働きのあるビタミンAや、皮膚や爪の代謝、成長を促すビタミンB2が不足するとツヤがなくなったり伸びにくくなったりします。

 

爪で健康状態をチェックするときは、線、色、形に注目します。爪の表面に出る横線は、強いストレス、高熱、手術などによる体調不良があったことを示します。これは爪母の爪を作る働きが一時的に弱まり、横線が年輪のように残る現象で、爪の根元から横線までの距離を測れば、体調不良の始まった時期を調べることができます。一方、縦のしわは加齢とともに起きるものです。乾燥したり、血行が悪くなったりして爪の潤いも失われていきます。肌と同じようにしわのようなものなので特に病気の心配は要りません。  このように爪には数ヵ月の健康状態が記録されるので、過去の状態を振り返るツールとしても役立ちます。

 

爪に表れる病気のサイン

・爪のへりが皮膚にめり込む

→通称「ばち状指」。肺や心臓の病気で低酸素状態が続くと起こります。

・先が上に反る

→「さじ状爪」と呼ばれ、大人は貧血や甲状腺の病気などが考えられます。

・赤黒い色になる

→肝硬変などの肝臓病や糖尿病、ホルモン異常などが考えられます。

・先端が裂ける、割れる

→先端が層状に裂ける「2枚爪」。乾燥、貧血、血行不良などが考えられます。

 

不足している栄養素や健康状態を知るためにも、ときどき爪の形状や色に変化がないか意識して見るようにしましょう。

 

ティーペック健康ニュースより引用