2018.4.14

「スマホ症候群による腰痛症状」

肩こり・頭痛・目の痛みだけではないスマホ症候群とは
「スマホ症候群」という言葉を聞いたことはありますか? スマホ症候群で多い症状は、肩こり、頭痛、目の不快感や痛み、手や腕の痛みやしびれなど。いずれもスマホを操作する姿勢によって、頸椎のカーブが変化し、頸椎やその周辺の筋肉に問題が生じることで起こります。上半身の症状が多いのだろうと思われそうですが、実はスマホ症候群は腰痛の原因になることもあります。スマホが手放せないという人は、腰痛対策も意識して行った方がよいです。

立ち姿勢・座り姿勢・寝姿勢…スマホ姿勢と負荷のポイント
■立ち姿勢でのスマホ操作……背骨のS字が保持できず頸椎にも影響
本来、身体に負担の少ない姿勢は、背骨にあるS字カーブが保持された状態です。立ち姿勢ではこのカーブが保持されやすいのですが、それは、体も顔も正面を向いた状態であることが前提です。
顔の高さにスマホを持ち、腕で保持しながら、という人は、そうそういないでしょう。どうしても、うつむき姿勢での操作になりやすく、この姿勢が頭や腕を支える筋肉に負担をかけ、頸椎にまで影響を及ぼす恐れがあるのです。

■椅子に座ってのスマホ操作……猫背姿勢・前かがみで腰に大きな負荷
立ち姿勢での腰への負荷を1とすると、単純に椅子に座るだけで、腰への負荷は1.4倍にもなります。1.4倍の負担がかかった状態では、座り姿勢を保つために腰回りの筋肉のみならず、頸部の筋肉も頑張っています。この状態でスマホ操作のためにうつむき姿勢になると、手の位置が体の前側に位置することにより、猫背姿勢になりがちに。猫背姿勢は時間が経つにつれて、前かがみ姿勢が増す場合が多く、腰の当たりから丸くなる姿勢になると、腰への負荷は1.85倍にあがってしまいます。

■足を組んでのスマホ操作……姿勢の歪み・筋肉疲労
立ち姿勢から椅子に座ることで、腰への負担が増すことを説明しましたが、日頃の習慣でついつい足を組んでしまうことがあると思います。足を組んだ方が楽と感じる人も多いのですが、組んだ際に坐骨が椅子の座面に均等に当たらず、部分的に腰の筋肉を過剰に働かせてしまう可能性があり、結果的に筋肉疲労を起こしてしまいます。長時間のスマホ操作でこれが放置されると、立ち姿勢になった時にも姿勢が歪んでしまったりと、見た目の変化にまで及ぶこともあります。

■寝ころがってのスマホ操作……腰・骨盤・肩・首への負担
寝ながらといっても、様々な姿勢があります。腰部への負担が生じやすいのは、腹ばいで上半身が持ち上がった状態です。短時間であれば、腰を支える筋肉のストレッチ効果もあるのですが、この姿勢は腰の関節へ負荷のかかる姿勢でもあるため、日常的に腰の負担が大きい人は、注意が必要な姿勢です。また、横向き姿勢での足の位置により、骨盤への負担や首、肩への負担が増す場合があります。

 

片手より両手操作の方が身体への影響が大きい
姿勢への影響に関する研究では、携帯電話よりもスマホ操作の方が、骨盤が後傾するため背が丸くなる「円背」傾向がみられるという報告もあります。また、片手よりも両手での操作で頭・頸部をより曲げてしまい屈曲しやすいため、姿勢へ影響を及ぼすとされています。「両手の方が操作しやすいから」と両手で操作をする習慣がある人は、その姿勢を支える筋肉疲労が生じやすい可能性を考え、こまめに休憩して姿勢を変えたりストレッチをしたりといったセルフケアが腰痛予防に役立ちます。

All About 健康・医療より引用