2018.04.06

「大人が重症化する!春に流行る感染症TOP3!」

感染症といえば、冬季に一番流行するイメージですが、実は四季折々、流行する感染症は様々です。
晩冬から春にかけては、風疹、はしか、おたふく風邪などの感染症が増える傾向にあります。日本では、新入社員や新入生など、多くの人が新しい環境に入るのが春です。人が大きく動く春は、ウイルスの抗体を持たず、抵抗力の弱い“丸腰の人”が、新しい環境で感染症にかかる可能性がある季節です。

 

春に流行しやすい感染症
●風疹 俗称 3日はしか
症状 発熱、発疹(額や顔から全身に広がる)、耳の後ろのリンパ節が腫れる
感染経路 飛沫感染、接触感染
潜伏期間 4~21日
学校保健法が定める出席停止期間 発疹が消えるまで
合併症 髄膜炎、突発性血小板減少性紫斑病

●麻疹 俗称 はしか
症状 発熱、鼻汁、目やに、全身の発疹、口の内の白い発疹(コプリック斑)
感染経路 空気感染、飛沫感染、接触感染
潜伏期間 10~12日
学校保健法が定める出席停止期間 熱が下がって3日を経過するまで
合併症 肺炎、髄膜炎、脳炎

●流行性耳下腺炎(ムンプス) 俗称 おたふく風邪
症状 耳の下(耳下腺)や顎の下(顎下腺)がぷっくりと腫れる、頭痛、発熱
感染経路 飛沫感染、接触感染
潜伏期間 14~24日
学校保健法が定める出席停止期間 耳下・顎下の腫れが出てから5日を経過し、かつ全身状態が良好になるまで
合併症 精巣炎・卵巣炎、髄膜炎、聴力障害

 

 

ほとんどの病気が子供の病気と思われがちですが、大人も感染する可能性はあります。特に20~40代の男性への感染が目立ちます。重症化するとさまざまな危険な合併症を起こしますので抗体のない人は、ワクチンの予防接種をけましょう。
大切な事は普段から免疫力を落とさない生活を心がける事です。十分な睡眠と3食バランスの良い食事を心がけてください。

予防トピックス より