2017.11.9

「高齢になると便秘の原因が増える」

若いうちに便秘に悩まされたことはなかったのに加齢に伴って便秘になったという人は大勢います。人は年齢を重ねるたびに便秘になりやすく、事実、男女の違いを問わず、30代と60代では便秘のリスクが2倍に膨れ上がると言われています。

<高齢者が抱える便秘のリスク>
・肉体の衰え‥筋力そのものの低下、特に腹筋周りは腸の動きに直結します。腸自体の機能も衰えますので便がなかなか運ばれず、長く腸内に留まることで水分が失われ固くなるので、さらに便秘になりやすいのです。
・食事量の減少…歳を取ると消費カロリーも少なくなり、消化機能も衰えてしまい、食べる量が減ると便の量も減ることになります。食事量と同時に水分を摂らなくなるのも便秘の一因となります。

<便秘を解消するためコツ>
・トイレに行く習慣をつけよう
歳を取ると便そのものの量が減り、それに伴ってトイレに行く回数も減ってしまいます。決まった時間にトイレに行く癖をつけておくことで、体がそれを覚えて自然と便を出しやすい環境を整えるようになってきます。
・運動を欠かさない
無理をしない範囲で大丈夫なので、毎日欠かさず運動をしましょう。もちろん、極端な筋力トレーニングなどは必要ありません。むしろ散歩や家事、畑仕事など日常的に行なう全身運動を続けるだけで十分です。
・食生活を改善する
まず水分をしっかりと摂ることです。自分では気付きにくいかもしれませんが、歳を取ると喉の渇きを感じにくくなり、水分補給が十分にできていない場合があります。こまめに水分をとるようにしましょう。次に乳酸菌を摂ることです。乳酸菌は腸の動きを手助けしたり、便の水分調整を行なって排便を楽にしてくれる菌です。ヨーグルトなど乳酸菌を含む食品を食べるようにしましょう。
その他、便秘に良い食物繊維や栄養価の高い食べ物を積極的に摂るのも大事なことです。特に発酵食品や酵素を多く含んだ食品は、便秘だけに留まらず健康を基盤から支えてくれるでしょう。
いつまでも元気でいられるよう、歳を取ってこそ健康に気を配りましょう。

             便秘解消119番より引用