2017.10.31

「野菜の「生産県」ですが、野菜摂取少ない群馬県民 国目安を大幅に下回る」

群馬県民の1日の野菜摂取量の平均値は274.5gで、国が推奨する目安の350gを大きく下回ったことが24日、県が発表した2016年度県民健康・栄養調査で分かりました。10年度の前回調査と比べ1割以上減りました。1日の食塩摂取量の平均値は10gで、全国平均の9.9gを上回りました。
1日の野菜摂取量を世代別に見ると、男性は50代が225.1g、女性は20代が193.5gで最も少なかったそうです。男女とも摂取量が最も多いのは70歳以上で男性が308.1g、女性は326.2gでした。
1日の食塩摂取量は男性が10.7gで女性が9.4g。前回調査比で男性が15%、女性が14%それぞれ減少しました。世代別では男女とも60代が最多でした。国は男性8g未満、女性7g未満を推奨しています。
高血圧症有病者の割合は、男性49.1%、女性33.3%。男性は50代、女性は60代から急増する傾向にあり、70歳以上男性は82.8%に上ります。糖尿病が強く疑われる人と、可能性を否定できない人を足した割合は男性19.5%、女性17.2%でした。
運動習慣のある(1回30分以上の運動を週2回以上実施し、1年以上継続している)人の割合は、全体では男性27.9%、女性18.0%。世代別にみると、男性70歳以上51.7%、女性70歳以上28.9%が最多でした。
保健予防課は「食生活や生活習慣を分析して課題を明確化し、今後の健康増進施策に反映させたい」としています。
上毛新聞より引用