2017.5.23

 

「全国的に平年を上回る暑さ続く」

 

昨日22日も各地で気温が高くなり、関東や東北の多くの所で30℃を超える真夏日になるなど連日厳しい暑さとなっていますが、今日23日も平年を上回る暑さが続く見込みだそうです。引き続き、熱中症に注意が必要となります。

今日も日本列島は高気圧の圏内で、九州から東北にかけて広い範囲で晴れる見込みだそうです。最高気温はきのうより低くなるものの、27℃前後の所が多く、場所によっては30℃以上の真夏日になる所もありそうです。関東では、強い日射と昇温の影響で、群馬県や栃木県、埼玉県など内陸部を中心に光化学スモッグが発生しやすくなるため、屋外での活動の際は体調の変化に注意が必要になります。

 

「光化学スモッグ」とは、 自動車や工場の排煙などに含まれる窒素酸化物、炭化水素が、太陽の紫外線によって化学反応を起こし「オゾン」などの「光化学オキシダント」という成分に変化。空気中の微粒子などと混ざり合い、スモッグのように視界が低下する状態のことです。春から秋にかけて、日差しが強く気温が高い、風の弱い日に発生しやすいといわれています。

 

群馬県では、光化学オキシダントの濃度が高くなったときには、人の健康又は生活環境に被害が起きるおそれがあるため、光化学オキシダント注意報等が発令されます。注意報等発令時には、健康被害などを防止するために県民の方へ周知するとともに、光化学オキシダントの原因物質を排出する事業者へ排出量削減の協力要請等を行っています。

光化学オキシダント注意報等が発令されたときには、次の点に注意が必要です。

・屋外での運動は避け、屋内運動に切り替える。

・目やのどに刺激を感じた時は、洗眼、うがいなどをする。

・症状が深刻なときや、数時間で回復しない場合は、医療機関で手当を受ける。

 

熱中症と光化学スモッグの影響は原因が異なりますが、体に似たような症状がでることがあります。同じような症状には「頭痛・吐き気・体のだるさ・めまい」などがあります。光化学スモッグの影響を受けた時のみに現れる症状は「目がチカチカする・目が痛む・喉が痛む」など目や喉の異変の特徴もあります。これからの季節は、熱中症、光化学スモッグいずれにも注意が必要です。熱中症であっても光化学スモッグの影響であっても、症状がある場合は早めに医療機関へ行くことが大切です。

       群馬県HP、ウェザーマップ引用