2017.04.21

「激変トイレ文化」

日本のトイレ文化が激変している。自宅でも職場でも街中でも洋式トイレが大半を占め和式トイレを見かけることが少なくなった。

トイレ設備メーカー業界の調査では伝統的な和式便器の出荷率は昭和58年で40%占めていたが30年後の平成22年ではわずか2%まで減少した。

大阪の街頭で50人に洋式トイレか和式トイレかどちらが好きと聞いたところ、洋式が46人で和式好きと答えた人は2人であった。

 

洋式トイレを選ぶ人に聞いたところ

  • 駅のトイレが和式だったら我慢する。
  • 和式トイレの知らない子供が和式便座の前の部位に腰掛け排泄した。
  • 年とともに足腰が弱り洋式便座が楽。
  • ウォシュレットで清潔。
  • 高いヒールは和式ではしゃがみ難い。
  • 和式では長い洋服が床に付く。

和式トイレを選ぶ人に聞いたところ

  • 息張って排泄できる。
  • 他人が座った便座は気持ち悪い。

 

文部科学省が全国の小中学校のトイレ状況調査では和式(56.7%)洋式(43.3%)で、和式トイレの方が多く設置されていた。生徒の意見では和式の排便は難しく(32.7%)と多数の生徒が回答している。学校の和式トイレが嫌で便秘になる生徒もいて、生徒や保護者から洋式トイレを望む声が多く有り、今後、和式から洋式に設置する方針である。

 

話は変わるが元千葉工業大学上野教授は日本人がしゃがみ姿勢を取れなくなったのは畳生活から椅子の生活になったことが影響していると言う。排便のしゃがむ姿勢は太古の昔から変わらず、人間の本来の姿勢であり、排便は和式の方がメリット多いと結論づけている。

 

私は先日、和式のトイレにどうしても入らなければならない羽目になり、しゃがむと足が震え、和式トイレの前の鉄の配管にしがみつきやっとの思いで用を足しました。

やはりトイレではゆっくりリラックスして瞑想に更けながら用を足したいと思います。

 産経新聞一部引用