2017.04.17

BUZZmag こころおどる話より引用

 

「Yahoo!知恵袋の質問「妻が両親の介護をしない」→ベストアンサーが切れ味鋭い! 」

 

Yahoo!知恵袋に先日投稿された、とある「ベストアンサー」に、大きな注目が集まっています。

37歳男性からの質問は、「妻が両親の介護をしません」との一文から始まりました。

母が入院して要介護になりそうだというときに、

「これから大変だと思うけどよろしく頼むな、できる限り手伝うから、」

と声をかけたところ

「あなたの両親なんだから基本的に介護するのはあなた。私が手伝う方。」

と言われました。
妻はその言葉どおり私の会社の繁忙期や外せない用事の時くらいしか手伝いません。
わたしが仕事後に慣れない介護や家事で死にそうになっているのに妻は娘と家で普通に過ごしています。

しかも、「今は義母さんだから下の世話もできるけど、義父さんは無理。もしそうなったら施設も考えてね。」と言います。

どうすれば奥様に介護を手伝ってもらえるか、男性は解決法を探ろうとしている様子。
すると…とある回答者が、コメントを寄せます。

奥様に介護させるのなんて簡単です。
文章自体はだいぶ長くなるけど。頑張って読んでください。

さて、37歳、男性、と環境は近いので他人事じゃないと思って、わたしも一生懸命書きます。

そして、彼に「やるべき4つのこと」を提案しはじめました。
【行動① ~謝罪】

「今まで家事全部やらせてすまなかった。やってみてどんだけ大変かわかったよ。今まで本当にありがとう」

ぐらいのことは言ってみたらいいんじゃないですか。
多分、奥さんの態度は劇的に軟化するんじゃないかなぁ。

っていうか、これを痛感させたくて、奥さんは今の態度なんじゃないかな。

何よりもまず、今まで奥様の苦労を考えず、仕事に邁進してきたであろう質問者をたしなめます。

あのね、子供の世話、まじきついから。
0歳児が毎晩2時間おきに起きることとか、

日中もちょっと目をはなすと死ぬかもしれない緊張感で、その眠気と戦わなきゃいけないこととか、

そんな状態でご飯作ったり旦那の世話してやらなきゃいけないこととか、

ワンオペで子供お風呂に入れてものすごく寒い想いをするとか、
この10倍ぐらいの数々の大変なことに黙って耐えてきてくれた奥様なんですよ。

さらに回答者は続けました。
【行動② ~話を聞く】

今までありがとうって言ったら、

「そうよあんたね、どんだけ大変だったかちょっとはわかった?」みたいなはなしから、

子育てがいかに大変だったかの話まで延々15年分の愚痴を聞かされるかもしれません。
これは、一切反論せずに甘受すべし。

「そうか」「そうだったのか」「ごめん」

言っていいのはこの三つだけ。

【行動③ ~恭順】

家事には、うまいやり方はあるはずだから奥さんに頭下げて教えてもらったらいい。
いいですか、あなたも奥さんも23,4の頃。

仕事初めて2年目か3年目、仕事はまだまだ大変な頃に結婚した奥さんが、

あるいは25,6のころ、妊娠しておなかが重かったり腰が痛かったりつわりがつらかったり、

あるいは子供が生まれていえに怪獣がいる状態のときに、

奥さんが、今のあなたと同じように苦しい思いをしながら、歯を食いしばって覚えた技術です。
ありがたく頂戴するにせよ、そのことを忘れちゃいけません。

そういうつもりで教わるんです。

そして最後に、具体的な解決策を列挙します。
【行動④ ~相談】

あらためて、奥様に相談するのです。
・自宅におけるタスクと、ご両親宅におけるタスクを並べて、どう分担するのがお互いの工数を最小化できるのかを考える

・あなたのお父さんにある程度家事をやらせる方法を考える(あなたにだってできたんです。お父さんにだってできるはずです)

・施設に入れた場合の費用負担がどうなるのか考える

・介護休業制度について調べる(あなたも取得できます)

・ご両親に近くに転居してきてもらう

・あなた方がご両親の近くに転居する

・あなたが、キャリアを捨てることも含めてふたりの人生設計を考える

ここまできた段階で、ようやく次に向かっての相談ができるはず。
そのように説明した回答者は、最後にこう付け加えました。

奥様に向き合ってこなかったのはあなたです。

奥様が介護をしてくれないんじゃないの。

あなたが、それをしてもらえるような旦那じゃなかったんです。

(中略)

奥様に介護させるんじゃないですよ。

奥様に介護手伝ってもらう代わりに、あなたも得意な家事を引き受ける。

二人で、二人ともが今より楽になるような方法を考えるんです。

まあ、多少あなたの方が大変でも、それは15年分の奥様の大変さと比べたら対したことないと思ってがまんしましょうね。

家事を任せっきりにしてきたであろう質問者へ、奥様の気持ちを代弁する素晴らしいアンサー。

この答えを糧として…質問者夫婦が力を合わせ、最良の道を進んでいくことを、願わずにいられません。