加湿器によって部屋の乾燥を解消するだけでなく、風邪やインフルエンザまでも予防したいところです。風邪菌やインフルエンザなどのウイルスは、湿度が50%以下になると増殖し活発になりやすくなると言われています。

空気が乾燥することでウイルスに含まれる水分が蒸発し、ウイルスが軽くなり空気中に長時間浮遊しているため感染しやすくなります。そのため、湿度が低下するということは空気がかわいていることを指し、風邪菌やウイルスなどは活発になりやすい状況です。湿度が50%以下では、ウイルスは非常に活発なので風邪をひきやすかったり、インフルエンザにかかる場合もあります。また、乾燥が原因で鼻やノドの粘膜の保護機能が弱くなることで、粘膜からウイルスが侵入しやすくなってしまいます。

加湿器でインフルエンザを予防するには、最低でも湿度を50%以上に保ち、ウイルスを抑制する環境づくりが必要です。11月下旬~12月頃にはいると湿度は40%を下回っていき、1月~2月頃に関しては湿度が10%~20%という乾燥日が続きます。そして、3月頃に近づくにつれて気温も上がり、湿度も50%ほどに上がっていき湿度がだいたい60%以上あれば、たいていのウイルスは活発になれないと言われています。

湿度の平均値には差があり日本各地域にもよりますが、時期的に11月下旬から湿度が50%以下になってくるので、インフルエンザを予防できると言われている湿度を50%以上に保つためには、加湿器を活用したほうが良いです。ウイルスが苦手とする湿度を一定に保つことで、風邪菌やインフルエンザの予防効果につながります。

また、予防は100%できるわけではないので、加湿器とともに基本となる手洗いやうがいは、しっかりと行いましょう。うがいや手洗いをして予防を心がけている人は多いと思いますが、湿度にも気をつけて加湿器を使って湿度を保つことで、インフルエンザを始めとしたウイルス性の風邪を予防しましょう。

                         ( ウエルラボより引用 )