なぜ姿勢が健康に大事なのですか?
姿勢が崩れると別の部位にもストレスが蓄積し、負の連鎖が始まります。
例えば猫背は腰の筋肉に負担を掛けて腰痛につながり、体幹や背骨にも悪影響を及ぼして
頭痛や目まいの原因になる。見た目の印象も姿勢によって大きく変わります。

良い姿勢とは?
医学的に良い姿勢を『ニュートラルポジション』と呼んでいます。
立ったときなら、壁を背にすると後頭部、両肩、尻、かかとがきちんと付き、腰には
手のひら1枚分の隙間がある。うまくできない人は猫背の可能性があります。

ニュートラルポジションを常に保てばよいの?
実はそうではありません。ニュートラルポジションのような良い姿勢では、靭帯が休んで
筋肉が骨格を支えています。背筋を伸ばした良い姿勢でも、そればかり続けると筋肉が
疲労して痛みが出てしまうのです。

つまり?
背中が丸まっている、背もたれを使って座るといった悪いとされている姿勢は、良い姿勢
とは逆に、筋肉が休んで靭帯が骨格を支えている『楽な姿勢』とも言えます。
姿勢で肝心なのは、良いものと楽なものを使い分けて小まめに変え、ストレスが体に
たまらないようすぐ流すことです。

具体的には?
背もたれを使わずに30分座ったら、次の30分は使ってリラックス。座り仕事が多い人
は立つ時間を増やす。電車のつり革は右手、左手で交互に持つなど『逆』を意識して
上下左右前後のバランスを取り、同じ姿勢を続けないようにします。

悪い姿勢が続いて体が硬くなったときに効果的なストレッチは?
猫背には『バンザイ体操』。両腕をぴんと張って上げ、なるべく上と後ろの方向に伸ばす。
肩甲骨が開いていると実感できるはず。下半身をほぐす立位前屈もおすすめですが、
ぎっくり腰などのリスクを避けるため、午後に行いましょう。

普段から気を付けることは?
自分の体を思い浮かべた姿である『ボディーイメージ』に気を配りましょう。
真っすぐ立っているつもりでも実は左右に傾いているなど、多くの人はボディーイメージと実際の体にずれがあります。トイレに行った際は鏡で姿勢にゆがみがないかも確認するなどこまめに気をつけていれば理想の姿勢に近づくはずです。
        ( 教えて達人!くらしup術より)