脂質異常症

血液中のLDL(悪玉)コレステロールや中性脂肪が異常に多くなる、またはHDL(善玉)コレステロールが異常に少なくなる病気です。日本人の「脂質異常症」患者数は推定3200万人、50代の2人に1人は「脂質異常症」と言われ、患者数は年々増加しています。

症状

自覚症状はほとんどありません。しかし、脂質が血管の壁にたまると、血管が狭くなり、動脈が硬く、もろくなっていきます。動脈硬化は、狭心症や心筋梗塞、脳卒中の原因となり、気がついた時には手遅れというおそれもあります。また、高尿酸血症や脂肪肝を合併していることもあり、きちんとした検査が大切になります。

検査と治療

まずは、血液検査で脂質がどれくらいか調べます。高血圧と同様、「動脈硬化性疾病予防ガイドライン」という治療方針が定められており、患者さんごとにコレステロールや中性脂肪の目標値が異なります。それに基づいて、食生活・運動などの生活指導をおこなうほか、脂質を少なくする薬をのむこともありますが、できるだけ薬はなるべく少なくすむように考慮します。
また、血圧脈波検査、頸動脈エコー検査では、動脈硬化がないかすぐに分かります。定期的な検査により、脂質コントロールと薬の副作用のチェックをします。